売主が価値のない農機具と勘違いしていると業者に安く買い叩かれるのでご注意!

農機具買取で起きたトラブル事例

農協やメーカーの販売店以外で農機具の買取で有名な大手を思い浮かびますか?
農機具は個人を相手にした買取ビジネスの中ではニッチなジャンルで知名度の高い大手は少ないです。
小規模の悪質業者や個人・外人のバイヤーが農家を訪問営業や織り込みチラシを出すケースも多く、悪徳商法も多数見られます。
実際に農機具買取りで起きたトラブル事例をまとめました。

 

実際の農機具買取相場はどれくらい?

 

ケース①無知を理由に安く買い叩かれる

農機具を安く買いたたかれてしまった女性

農家歴40年で長年メーカーや農協としか付き合いを持たなかったAさん宅に、農機具買取を行っている業者が訪問販売にやってきます。
使っていない農機具がないか聞かれたため、代替時にいざという時に使おうと思って取っておいた古いクボタのトラクターがあり査定を受けてもらいます。
すでに5年以上はエンジンをかけていなくて不動車の状態。
ホコリを被ってサビも随所に見られて見た目もボロボロの状態でした。

 

Aさんは「こんなの売り物にならんだろう」と話をしながらトラクターを見せたところ、「たしかに処分料のかかるレベルですが、今なら特別に1万円で引き取ります」と回答がありました。
1万円なら取っておいていいと思いつつも、「このまま取っておいても将来処分にお金のかかるだけ」などと巧みな話術に引っかかり、長年使っていなかったことから、1万円で売却してしまいました。
その日の夕方にトラックで引き上げる業者の姿を見た近所の農家から連絡があり「あの型ならいい値段になっただろう?」と言われ、値段を言うと驚かれて、今すぐ取り返せと強く言われました。
近隣の農家でも同じ型の不動車を15万円で売却した実績もあり、海外で高く売れる人気機種だったことが分かります。
Aさんはすぐに業者に連絡をしますが、もう契約したので返すことはできないと言われ、その後は連絡が途絶えてしまいます。
悪徳業者は売主が価値のないと勘違いしていると10万円以上の買取が可能な農機具でも無料引き取りや1万円程度のタダ同然の価格を提示してくるので注意しましょう。

 

 

ケース②引き上げ時に減額提示

 

農機具の売却で織り込みチラシを見て業者に連絡したBさん。
故障した田植え機と古くなった耕運機の処分の相談をすると、すぐに営業スタッフが出張査定に来て、2つ合わせて25万円の買取査定額を提示します。
以前、農協に相談した時に田植え機だけで13万円ほどと言われたことがあり、目標を20万円で考えていたBさんは想像以上の高額査定に喜んですぐに売却希望を伝えます。
営業マンは軽乗用車で来ていて、後日引き上げスタッフが再訪問するアポイントを取ります。
1週間後に査定に来た営業マンとは違い、ボロボロの作業服を来たスタッフがトラックに乗って引き上げにきます。
そこで、再度状態を見たいと言われて見せたところ、不具合が多いので2つ合わせて10万円にしかならない。これでも特別条件だと減額を提示してきます。
当然、最初はそれなら売らないと断ろうとしますが、県外からわざわざトラックに乗ってきたので、このまま帰るとクビになると人情に訴えてきて、結局2万円上乗せの12万円で売ってしまいます。

 

キャンセル料や出張料を請求される方法ではなかったですが、小規模業者ではよく見られる手法です。
あらかじめ減額の可能性などを確認しておくようにするのと、実績の不明な小規模業者は極力利用しないことをオススメします。
広告を出していても信頼できる業者とは限りません。

 

 

 

ケース③お金を払わず逃げる

 

訪問営業に来た業者にCさんは大型トラクターを135万円で売ることで商談成立しました。
点検時にメーカーの査定を受けたら120万円だったので、この値段なら代替してもいいと思っての決断です。
しかし、その場では現金100万円しか持ち合わせがなく、残りは後日振り込むと言われました。
100万円と名刺を受け取ったので安心したCさんはそのまま売ってしまいますが、その後業者とは連絡がつかず、名刺の住所も偽造したものだったことが分かりました。
思い返せば35万円くらいはATMでも降ろせるので、訪問営業で来た怪しい業者に後日振込を応じてしまったことにCさんは強く後悔しました。