馬は古来他の家畜とは異なった扱いを受けてきました。本来は臆病な動物でありながら、ひとたび乗り手を信用すると危険にも立ち向かっていく勇敢さ、ただ餌を与えてくれるというだけでは決して媚びない気高さ。その反面、真の愛情を与えてくれる人には必ず報いてくれる愛情深さが人々に愛され、尊敬されるようになりました。
また、身分制度の中で乗馬を許されていたのは西洋においても東洋においても騎士、武士をはじめとした貴族階級でした。いざという時に城に留まり、逃げずに敵と戦わねばならない人間のみだったのです。
そして、歴史に名を残したのは、武士に限らず様々な分野で「逃げない」「あきらめない」人々でした。
また、馬術競技は人生そのものです。馬と協力しながらやり直しのきかないコースに挑まなければなりません。それにはその1度きりの機会に集中しなくてはならないのです。
それは現代でも同じです。アルカディアは馬を通じて多くの若い世代にそれを伝えながら、大自然の中で言葉の通じない馬との心と心の交流を楽しんでいただきたいと願っています。 |